猟友会とは
猟友会とは、狩猟者のための公益団体です。大日本猟友会と各都道府県猟友会があります。
高知県猟友会は、野生鳥獣の生息環境をはじめ自然環境全体に強い関心を持ち、これを基本理念とし「野生鳥獣の保護」「有害鳥獣の駆除」及び「狩猟の適正化」を事業の基本施策にしています。
設立目的
狩猟道徳の向上、野生鳥獣の保護、有害鳥獣駆除及び狩猟の適正化を図り、もって狩猟の健全な発達と生活環境の改善に資すること。
沿革
昭和9年 | 猟友会発足 ※県下15署の各警察単位による猟友会が発足した。 ※昭和11年 県猟友会を設立するよう農林省より指示。 |
昭和13年 | 高知県猟友会発足 安田 譲 (初代会長 高知県警察部長) ※発足から終戦後(昭和22年3月警察の機構改革までは)・・・ ・時の警察部長が会長を務めた ・副会長は保安課長と狩猟者より選任1名が務めた。 (事務全般は警察保安課の狩猟主任官) |
昭和23年 | 社団法人高知県猟友会 認可 1 臼井 壽馬(昭和22年 初代会長) ※昭和23年 社団法人として認可される。 (猟政事務が警察から県林務課に移管。) 2 西村 正徳(昭和23年~昭和24年) 3 入交 太蔵(昭和24年~昭和28年) 4 寺尾 豊(昭和28年~昭和29年) 5 真島 繁馬(昭和29年~昭和30年死去) 6 臼井 壽馬(昭和32年~昭和47年) 7 島﨑 薫信(昭和48年~昭和50年) 8 金澤 清光(昭和51年~平成2年) ※昭和54年 小津町に現在の会館を設立した。 (県が行っていた初心者講習会を猟友会が主催する。) 9 渡辺 寿雄(平成3年~平成9年) 10 松元 忠重(平成11年~平成21年) 11 山口 恵生(平成21年~平成23年) 12 高橋 徹(平成23年~) ※以上12代11名が会長となり、75年の節目を迎えた。 |
平成25年 | 一般社団法人高知県猟友会 移行認可 13 高橋 徹 ※平成25年4月より一般社団法人に移行した。(現在の会員数3875人) |
主な事業活動
①野生鳥獣の保護増殖事業
高知県猟友会は、近年の野生鳥獣の生息環境の悪化によりキジの生息数が著しく減少しており、毎年2回キジの放鳥事業を行なっています。
②狩猟事故・違反防止対策事業
高知県猟友会は狩猟事故・違反の根絶を目指して取り組んでいます。
特に、毎年の猟期前の射撃練習の実施及び事故・違反防止講習の受講の徹底と目立つ色彩の猟装(帽子やベストを全会員に配布)の着用の徹底を図る等、もろもろの対策を講じています。
また、狩猟事故・違反防止を担当する指導員の委嘱と養成を行なうとともに、安全狩猟射撃大会の開催を通じて、安全狩猟のより一層の普及を推進しています。
③狩猟事故共済保険事業
高知県猟友会では、鋭意、狩猟事故の防止に努めていますが、事故が発生した場合の狩猟者(構成員)の生活の安定と福祉を図るため、狩猟事故共済保険制度を設けています。
過失により狩猟者(構成員)が他人の生命又は身体を害した場合、構成員自らの生命又は身体を害した場合には、保険金が給付されます。